高齢化が進み老人ホームの需要が多く、全国各地で老人ホームが設立される中で、老人ホームも変化を遂げています。
例えば、豪華な施設でホテル並みのサービスを提供してくれる、高級老人ホームと言われる施設もできているます。
通常の老人ホームとは利用者の負担額が大きく異なるために、それに見合ったサービスが求められます。
介護職員の接遇はもちろん施設での食事内容、空間、娯楽の充実、そして設備に至るまで、ホテル並みになっているのです。
高級老人ホームを好んで入居する方は、老後の生活を質の良いサービスを受けたい、医療体制が整った安心できる生活を送りたい、そしてその空間も楽しみたいという思いから、高額を投じて入居しています。通常の老人ホームとは入居する意味合いが少し違うことを、介護職員側は理解しておく必要があります。
また、高級老人ホームとは言っても、介護が必要な人も多く入居しています。
介護度もさまざまなため、介護職員は接遇のみならず優れた介護技術も必要となります。
さらに、都市部だけでなく、例えば別荘を想定して海沿いなどの場所に立地している施設もあり、働く側もそのような地域・環境で働ける楽しみがあるといったことも通常の老人ホームとは違う点と言えます。
老人ホームでの介護の仕事と言うと、どうしても暗いイメージを持ってしまいがちかもしれません。
しかし、高級老人ホームでの仕事はホテルのような空間や接遇が求められているのです。
これらのことを踏まえて高級老人ホームの仕事に臨むと、ミスマッチ防止にもつながるでしょう。